寒い冬を乗り越えて、暖かい春がやってくるとともに”花粉”もやってきます。花粉症の方は、目や鼻、肌、頭痛など症状が出て本当に大変な季節でもありますよね。
そこで、毎日の食事でおいしく、ストレスなく花粉症対策ができる食材とレシピをまとめてみました!
薬だけじゃなく、日々の食事から少しずつ食べ続けると症状の緩和効果が期待できます♪
花粉症対策①腸内環境を整えて免疫機能を保つ
花粉症は、免疫機能の異常によって引き起こされるアレルギー疾患です。体内に侵入した花粉を追い出そうと体の免疫機能が過剰の反応することにより、鼻水、くしゃみ、目のかゆみなど様々な症状が出ます。
免疫力の要である「腸」には、体の免疫細胞の約60%が集まっているといわれています。この腸内環境が悪くなると免疫機能が異常になるため、腸内環境を整えることが大切なのです。
腸内環境を整える働きがある食べ物
①発酵食品
ヨーグルト、キムチ、納豆、乳酸菌飲料、チーズ
②食物繊維たっぷりの食材
にんじん、れんこん、ごぼうなどの根菜
わかめ・ひじきなどの海藻類
大豆・きな粉などの大豆類、バナナ
花粉症対策②ストレスによるダメージ(活性酸素)を軽減する
ストレスを受けると体内で活性酸素が発生します。活性酸素は、体内の細胞を攻撃して老化や生活習慣病など引き起こす一因になります。同様に免疫機能も低下させてしまいます。現代社会はストレスがとても多いので、日々の食事からストレス対策をしましょう!
抗酸化作用のある食べ物”ビタミンA・C・E”
①ビタミンA
にんじん、しそ、モロヘイヤ、ピーマン、かぼちゃ、ほうれん草
②ビタミンC
パプリカ、ピーマン、ブロッコリー、グレープフルーツ、キウイ
③ビタミンE
アーモンドなどのナッツ類、オリーブオイル
花粉症対策③アレルギー症状を引き起こす物質を抑える
魚などに含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサヘキサエン酸)は、アレルギー症状の引き起こす「ヒスタミン」という物質の働きを抑える効果があります。
EPA・DHAといえば「魚」ですが、魚以外の食べ物にも含まれています。ただし、青魚と比べると1/80程度の含有量なので、やはり効率よく摂取できるのは、青魚ですね!
EPA・DHAが多い食べ物
①魚(特に青魚)
サバ、イワシ、ブリ、サンマ、アジ
※EPA・DHAの摂取するなら、魚の調理法に注意!!お刺身などの生食の場合のEPA・DHAを100%とすると、焼き魚・煮魚の場合は20%減少、揚げ物の場合は50%減少するといわれています。お刺身以外で、花粉症対策として魚を摂取する場合は、揚げ焼きにするなど出来る限り、減少させない調理法をするのもポイントです。
②魚以外の食べ物
豚肩肉、鶏むね肉、牛もも肉、全卵、クリームチーズ
花粉症対策④バランスの良い食事を心がける
花粉症対策①~③のような腸内環境を整えたり、ビタミンACEを意識して食事をすることも大切ですが、バランスの良い食事を心がけることが基本です。
主食(ごはん、パン、麺類など) 主菜(肉、魚、卵、大豆製品など) 副菜(野菜、きのこ類、海藻類など)
この三食食品群ともいわれる3つをそろえる食事にすることを心がけましょう♪
次は、これらの食べ物を使った花粉症対策レシピをご紹介♪
おすすめ花粉症対策レシピ
①腸内環境を整える
キムチとたっぷりの野菜で、食物繊維も乳酸菌もビタミンCもたっぷり♪
乳酸菌たっぷりのヨーグルトとビタミンCたっぷりのブロッコリー、オレンジで花粉症対策バッチリ★
食物繊維たっぷりのごぼうとカロテン豊富なにんじんをおいしくたっぷり♪
②ビタミンA・C・Eたっぷり
ビタミンCの宝庫と言われるパプリカをたっぷり使った1品♪発酵食品のチーズと絡めて効果もUP!
実はビタミンC豊富な明太子と組み合わせて、さらにビタミンCをUP♪
たっぷりのピーマンを使ったメインといえばチンジャオロース!ビタミン、カロテンたっぷり♪
③EPA・DHAたっぷり
アレルギー症状を緩和するEPA・DHAやビタミンB6をたっぷり含むマグロと発酵食品のクリームチーズのW効果が期待♪
EPA・DHAたっぷりの鯖とビタミン・食物繊維豊富な野菜がたっぷり♪
ぶりの旨味とEPA、DHAを逃すことなく味わえるのは、ぶり大根!
花粉症対策にぜひ日々の食事を役立てましょう♪
薬と違って食事は花粉症への即効性はありませんが、日々の食事の積み重ねによって期待できる効果は花粉症対策だけではありません。ストレス対策はもちろん、生活習慣病予防など将来の健康にもつながります。
日々の食事でおいしく、からだの中からも辛い花粉症を改善&乗り切りましょう!!
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