長年の手首の痛みからついに解放!?ばいばい、ガングリオン~摘出手術までの流れ~ | シェルファcook

長年の手首の痛みからついに解放!?ばいばい、ガングリオン~摘出手術までの流れ~

こんにちは!管理栄養士のシェルファです。
今回はレシピではなく、右手首に突然できた”コブ”についてお話させていただきたいと思います。

私の手首が細めだからなのか、重たいものや手首に負担をかける動作を続けるとすぐに痛めていました。筋トレしたくて腕立てをやろうとしても、手首が痛くなり続けることができなかったり・・・。

学生時代から、手首の痛みを繰り返していたので「また痛めちゃった・・」と、病院には行かず、医療用のサポーターを買って痛みが治まるまで放置する、の繰り返しでした。

ところが今の仕事になってまた手首を痛めてしまった時に、ふと右手首を曲げてみると甲のあたりにボコッと”コブ”のようなものが…!?

触ってみると、硬くて押すと痛い…!「えっ、これ骨!?骨が出来ちゃったの!?」

と知識のなかった私は不安になり、翌日に仕事を抜けさせてもらって整形外科へ。
レントゲンやエコー検査の結果、
先生に「これはガングリオンの可能性があるけど、注射針をさして、ゼリー状の物が吸引できればガングリオンと確定診断できるね。どうする?そのまま放置しても大丈夫なものではなるけど、気になるなら吸引する?」

と骨やがんじゃなさそうだったので安心はしましたが、いきなり甲に針を刺すの!?

考える時間もなく、痛みがなくなるのであればと注射で吸引してもらうことに。

ガングリオンの治療①穿刺術
(注射にてガングリオンの中のゼリー状を抜く)

診察の続きで、ベッドに横になり、手首を台の上へ。エコーで患部の場所を確認しながら、消毒され、(麻酔とか何もしないの!?)と思いながら指示に従いました。

「少しチクッとするけどごめんね~、はい、終わったよ」
「ただ、ガングリオンの袋は残っている状態だから再発するかもしれないけど、もしまた再発したらいつでも抜いてあげるからね」とあっという間に終了。

採血の時のような痛みで、想像より痛くありませんでした。吸引してもらった中身を見せてもらったんですが、透明なゼリー状のものが出てきてびっくり。
硬いコブの中には、透明なゼリーが入っているとは・・・(笑)
そして見事にそのコブがきれいになくなりました~✨

吸引された直後は少し痛みはあるものの、衛生上、水に触れないようにだけしてすぐに仕事に復帰できました。
次の日には、手首を曲げても全く痛みなし♪あとは、再発しないように願うだけ…!

治療費も初診で3000円ほどでした。その後は、サポーターも必要なく快適に手首を使って生活していました。

・・・が!約3か月後に、再び手首の同じ場所にコブができ始め次第に手首に痛みが・・・。

ガングリオンの再発&2度目の穿刺術するも・・・

ガングリオンがたった3か月で再発・・・(´;ω;`)
ネットで調べていた時から、穿刺術だけでは再発しやすいと書いてありましたがこんなに早く再発するとは思いませんでした。

再び穿刺術してもらった整形外科で穿刺してもらうことに。しかし、この時はエコー検査もせずに穿刺術を行われ・・・

「あれ?今回はそんなに中身がなかったのかな?」と先生が言いながら抜いた吸引器を見せてくれました。(中身ほとんど抜けてないけど?)

その後、痛みは少なかったものの、内出血がひどく1週間ほど内出血が消えませんでした。もちろん、コブ(ガングリオン)が消えなかったので手首を曲げても痛みはあります。
エコー検査もせずに穿刺術されたから、おそらく患部の場所を見誤ったのではないかと私は怒りとともに推測します・・。

セカンドオピニオンが必要だと思い、違う外科へ。

ガングリオンの治療方針は先生によって全く違う!

セカンドオピニオンを求めて次に行った外科の先生に

「内出血がひどく、ガングリオンが残ったままなんですが、どうしたらいいでしょうか」と聞くと

「内出血は時間が経てば引いていくから大丈夫。それと内出血が引いてからガングリオンが気になったら、こうして手でグッと潰したらいいんだよ」と。

え?手でつぶす?こんなに痛いのに? と拍子抜けしました。私が求めている治療ではなかったので、そのあとの先生の話は全く耳に入ってきませんでした。(診察料返せと言いたかったです(笑))

近くの病院に絞っていましたが、近くに絞らず病院を探すことに…

サードオピニオンは、手の専門整形外科クリニックへ

家から車で15分ほどかかる場所(前回と前々回の病院は、自転車で5分の距離でした)に、手の専門整形外科クリニックがありました。クリニックのHPにはガングリオンの摘出術も行っていると書かれており、ここなら大丈夫だろうとすがる思いでそちらの病院へ。

エコー検査により、手首に強い炎症があり、腱鞘炎も併発していました。この時点では専門の先生であっても、ガングリオンとは診断せず、腱鞘炎の治療をすることに。

エコー画像を診ながら「ガングリオンっぽくはないけどねー…ステロイド注射を打つ方法もあるけど、まずは薬で痛みが引かないか治療してみましょうか」ということで、痛み止め「セレコキシブ錠」を処方してもらいました。

しかし、痛みは全く改善されず・・・。私の中では腱鞘炎はガングリオンのせいだと思ったのと、ガングリオンをきれいに抜いてもらったときは手首の痛みが無くなったため、ステロイド注射を選択せず、もう摘出してもらおうと決めて病院へ。

2回目の診察で、薬が全く効かなかったことを伝えて再び診察してもらうと
「薬が効かないとなると・・・これは皮下腫瘍ですね。ガングリオンぽくないからなぁ」

ガングリオンじゃなくて腫瘍!?”腫瘍”と聞くと、悪性じゃなくても驚きと不安でした💦

「右手関節皮下腫瘍」と診断され、摘出術を受けることを決意!

「手術の場所が場所だけに、横に切るとリストカットのように見えてしまうのだけど、縦に切ると傷跡が残りやすくなっちゃうんだよね。若い女性だし、傷跡はなるべく残さずにしてあげたいんだけど、どっちがいい??」と説明を受けました。

傷跡はなるべく残したくなかったので「横向きでお願いします」と返事すると、
「わかりました。横切りね~」と先生が言いながら手術の説明をしてもらいました(笑)

腫瘍摘出術 当日

私の皮下腫瘍は、皮膚より1cm下の深い部分にできているようで、局所麻酔ではなく伝達麻酔で行うことに。

手術室には最近の邦楽が流れていてリラックスできるようにされていました。

左腕に点滴をして、いざ麻酔注射へ。

右鎖骨あたりに注射をし、「1、2,3」というリズムを5回繰り返して麻酔が入ってきました。
麻酔を注射しているとき、麻酔が入ってくる圧で少し痛みがありましたが我慢できないほどではありませんでした。

そしてだんだんと腕全体がぼわーんとしてきて、15分ほど経つと自分の腕じゃないような感覚に。
ですが、まだ触られているという感覚はわかる状態。

「よし今から始めるね。どう?痛みは感じる?」と先生に聞かれ、まだ腕の付け根あたりには触られている感覚があったので怖かった(´;ω;`)

けど痛みは全く感じず。看護師さんが「結構痛いこと今してるけど、痛み感じないよね!大丈夫!」と声掛けをしてくれながら、始まりました(笑)
(もしこれで痛かったらどうしてたんだろうかと思いながら…😅)

手術中、看護師さんが他愛もない会話をしてくれたので、30分ほどの手術が気づいたら終わりました~✨

「若い女性だから、最小限の傷口で頑張って取るね~!1cmちょいかな?
あ、これはガングリオンだ。腫瘍だったら検査に回そうと思っていたけど、ガングリオンですね。小さめの金柑くらいです」と。

腫瘍じゃなくてガングリオンだったんだ~(;´・ω・) 
ここまでくると、どっちにしろ摘出してほしかったので、摘出してもらえて一安心!

手術が終わるころには麻酔がすごく効いてきて、自分の腕がブラ~ンとすごく重たい棒のような感じでした💦

手首は包帯でぐるぐるにまかれ、三角巾で腕を吊り下げ固定してもらい、手術は無事に終了。
手術後、1時間ほど病院で安静にしたのち受付で精算してそのまま日帰りで帰宅。

病院からは痛み止めと抗生剤を3日分処方されました。

手術の費用

手術費用は1万3000円ほどでした。傷口の大きさによって手術費は変動するそうです。
ただ高くても2万円ほどだと言われました。

ガングリオンは、神経がたくさん密接している箇所にできることが多く、手術も高度な技術が必要。それなのに保険で認められている医療点数が低いため、医療技術&時間を考えると値段に相応せず、ガングリオン摘出術を行っている医療機関が少ないそうです。

たしかに繊細な手術をしてもらったのに2万円もかからないのは驚きでした。(患者側としては大変ありがたかったです…!)

麻酔は6時間ほどで切れます

手術後、麻酔は6時間ほど効いています。14時ぐらいに手術が終わり、麻酔が切れて腕の感覚が戻ってきたのは夜8時過ぎでした。

麻酔が効いている間は、動かそうにも自分の意思では動かせず、腕を掻いてもつまんでも感覚がありません。自分の腕なのに、重たくて仕方ありませんでした(笑)

私の場合は、利き手だったので本当に身の回りのことが全くできず・・・💦
手術前に入浴・シャワーをしてきてくださいと言われたのはこういうことね!と納得。

麻酔が切れてきて、ふと包帯を見ると血が包帯に滲んでる・・・!!


初めての経験なので、慌てて病院へ連絡しました。先生に確認してもらったところ
手術直後に出血するのはよくあることだそうで、翌日に傷口の確認をしてもらうことに。

翌日、傷口の確認へ

包帯に血が滲んだ状態で電車に乗るわけにはいかなかったので、滲んでいる部分にテープを貼って、隠しながら病院へ(笑)

診察室で、包帯を取ってもらい傷口とご対面…!
先生に確認してもらい、手首は腫れるけど、出血の量も正常範囲内ということで
防水の医療用テープで保護してもらってその日の診察は終了。(10分もかかりませんでした)

薄いテープですが、肌馴染みがすごく良くて取れる心配もなく、
しっかり防水してくれるので、入浴なども可能に♪(やった~(/・ω・)/)

ただ、テープが透明なので縫った糸が丸見え!!5針ほど縫われている傷口が露わにΣ(・□・;)

周りの人は見たらびっくりするだろうなぁと思いながら、腫れている手首にサポーターなどで隠すのもサポーターが当たって逆に痛かったので、そのまま過ごすことに(笑)

薬を飲みながら、手術3日後にはだいぶ腫れが引いてきました。ただ、まだ動かすと痛い💦
そして時より、傷口からわずかな血が滲んできたり・・・安静が第一です。

ただ痛みがあっても指先だけは動かさないと手全体がむくんでしまうので、手首でなく指先は無理のない範囲で動かして、むくみを予防しましょう。

手術から4日~6日

4日後には仕事に復帰。(木曜日に手術を受けて、金、土、日と休みだったため。)
重たいものを持つ作業や、手首に負担がかかる作業は避けました。(周りの方のサポートに感謝💦)

仕事復帰&普段通りの日常生活を送り始めてから、傷口を中心に広範囲の内出血で皮膚が黄色っぽく・・・自分の肌だけど気持ち悪く感じました(笑)💦

あまりに広範囲の内出血のため、病院へ電話したところ
傷口が膿んでいたり、多量の出血がない場合は大丈夫とのことで一安心!

ただ、手首を曲げたり、傷口当たりを動かすような手の開き方などの動きをすると、痛みを感じるので
全快とまではまだいきません。

ということで、術後の経過を見ながらまた書き記したいと思います!

コメント

タイトルとURLをコピーしました